願望実現の話になると、よく「現実は自分の内面の投影だから、まず内側を変えましょう」と言われます。外側の出来事は思い通りにできない。だから、考え方や感情のほうを変える。ここまでは、何となく分かると思います。
でも、そこで一つ引っかかるんです。その「内側」って、本当に自分の思い通りに動かせるんでしょうか。
叶えたいという願望が湧いたことも、それに向けて頑張ろうと思ったことも、急に不安になって手が止まったことも。振り返ると、どれも「よし、今からこの感情を発生させよう」と決めて起こしたわけではないですよね。考えや感情だけじゃなく、そこから取る行動さえ、どこまで自分で選んでいるのか分からなくなってきます。
そう考えると、ネガティブなことが頭に浮かんだときも、少し見え方が変わります。「またこんなことを考えてしまった」と自分を責めるかもしれない。でも、その反省だって、気づいたら始まっていたものです。失敗が怖くて先のことを心配するのも同じです。
じゃあ、心配をやめればいいのか。やめようとしても止まらない日があるし、「もう心配したくない」という気持ちも勝手に湧いてきます。ここまで来ると、何を自分のせいにしていたのか、よく分からなくなります。
「自分の内面を変えれば現実が変わる」と言われても、その内面を変えようとする自分まで、思い通りには動かせない。だったら今、頭の中や身体に何が起きているのか。まずはそこを見てみることから始めてもいいのかもしれません。






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