風水と聞くと、「西に黄色い物を置けば金運アップ!」みたいな話を思い浮かべるかもしれません。まあ実際、そういう言説はあったりしますが、もっと大きく捉えると、土地や建物の形、風や水の流れを見ながら、人がどこで、どう暮らすかを考えてきた知恵の積み重なりだと言えます。
イメージしてみてください。
同じ広さの部屋でも、
自然と落ち着く場所、
妙に疲れる場所。
それを要素分解していくと、光の入り方、目に入る色や形、家具の圧迫感、歩くたびに何かを避けなければならない配置。そこにいるだけで、目も身体も、無意識的に何度もコストを消費させられています。要はノイズ排除のために、脳が動き続けている。
流派もあり、土地や建物の形、配置を見る「巒頭」と、方位や時間の巡りを見る「理気」があります。私が面白いと思う、目や身体の動線を整える話は、前者に近いものです。
もっと具体化するなら、座るたびに散らかった物が視界に入る。何かを取るたびに身体をひねる。休みたい場所なのに、仕事の道具がずっと目に入る。一つひとつは些細でも、毎日そこで暮らせば、落ち着く暇がなくなっていくと思います。
風水では、こうした場所のあり方を「気の流れ」という視点から捉えます。何が流れを妨げ、どこで散り、どこに留まるのか。物だけを見るのではなく、周囲との配置や関係まで見るわけです。
人は目の使い方一つで、マインドを自在に変幻させられるんですが、そのパワーたるものを知っていれば、風水って割と馬鹿にできないってなります。







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