心の抵抗

言霊といって、言葉にしたことは実現すると言われます。これはスピリチュアルの世界だけの話ではなく、世界中の多くの成功者が使ってきた自己啓発の中にも、似た考え方があります。

ある男性は27歳で亡くなりました。その男性は昔から「自分も27歳で死ぬ」と言っていたそうな。そして実際に、彼は27歳で亡くなった。

では、「私は億万長者になる」と言えば、
その通りになるのかというと、ここには少し違いがあります。

「私は37歳で死ぬ」という言葉は、その男性にとって心が強く抵抗する言葉ではなかった。本気か冗談かは別として、普通に口に出来ていた。

ところが、多くの人が「私は億万長者になる」と言うと、どこか胸に嫌な感じが出てきます。

「そんなわけない」
「自分には無理だ」
「なんか恥ずかしい」

そういう心の抵抗が出てくる。

斎藤一人さんは昔、「千回言えばいい」と本に書いていました。ただ、抵抗のある言葉を何度も繰り返すのは、意外としんどいものです。

そこで「心を込めずに言えばいい」という話も出てきます。

それでうまくいく人は、それでもいい。

ただ、もっと自然なのは、「好きだ」という言葉を使うことです。

藤平光一さんは、「好きだ」と言えば氣が出ると書いていました。

宇宙エネルギーが流れる、と考えてもいいし、潜在意識との扉が開く、と考えてもいい。

とにかく「好き」という言葉は、心の抵抗が起きにくい。

だから「私はお金持ちになる」よりも、「私はお金が好きだ」と言った方が、自然に言える人は多い。

ただし、お金に悪いイメージを持っている人もいます。

家庭環境などの影響で、「お金は汚い」「お金持ちは悪い」といった印象を持っている場合です。

それでも、お金そのものが嫌いというより、お金にまつわるイメージが嫌いなだけということも多い。

だったら、まずは本音で「好き」と言えるところから始めればいい。

「楽な仕事が好きだ」
「あまり指図されない仕事が好きだ」
「格好いい仕事が好きだ」

そういう本音なら、抵抗なく言える人も多いはずです。

手塚治虫さんは、「税金をたっぷり払うのが好きだ」と言い始めてから収入が増え続けた、という話もあります。

「一億円が好きだ」と言えるなら、それでもいいんです、本当に、それを真っ直ぐ言えてるならば。

大事なのは、無理に立派な言葉を選ばないことであり、本音で好きだと言えるものは、続きます。

でも、本音が何かすら分からない、となった時、
自分の感覚がどこか閉じているのかもしれません。

そして、結局どんな方法でも根気は必要です。

好きなことなら、その根気も続きやすい。

だから最初から大きな願望を無理に言い聞かせるより、自分が抵抗なく「好きだ」と言えるものから始めるのが良いのだと思います。

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