多くの人は、
理想の自分と矛盾する感情が現れることを嫌がります。
優しくありたいのに攻撃性が出てきたり、
冷静でいたいのに感情的になったり、
謙虚であろうとするほど
自分の傲慢さが目についたりします。
しかし、それは人格が
破綻しているからではなく。。。
むしろ、一つの方向へ自分を
強く寄せようとするほど、
心の反対側も鮮明になっていく
そんな構造がそこにはあるからです。
「絶対に怒らない」と決めても、
怒りそのものが消えるわけではなく。
感じるたびに抑え込めば押さえ込むほど
その分だけ認知リソースを消耗し、
やがて皮肉や不機嫌、
突然の爆発として感情が
現実世界の出口から現れていきます。
完璧な理想像を作るほど、
脳はそこから外れた部分を
敏感に検出するのです。。
理想が精密になるほど、
相反する自分も以前より
はっきり見えるようになる訳です。
ユング心理学でいうシャドウも、
理想に含められなかった性質が無意識へ
押し込まれる現象として捉えられるのです。
押し込めたものは消えず、
失言や投影、衝動的な行動として戻ってくる。
成熟とは、理想に反する自分を
消すことではありませんよ。
それも自分の一部として認めたうえで、
どう扱い、どこで表現するかを学ぶということで。。。
矛盾する自分が現れたとき、
失敗だと考える必要はありません。
心が極端に偏らないよう、
反対側から均衡を取り戻そうとしているのかもしれないですよ。





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