クスリをキメて、ガンギマリのまま
ノーヒットノーランを叩き出したメジャーリーガーがいます。
その名も、ドック・エリス。
彼はその日をオフだと勘違いし、
朝からアンフェ○ミンとL💲Dを摂取していました。
ところが途中で、
自分がその日の先発投手だったことが発覚します。
すでに完全なトリップ状態。
しかし、登板を回避することもなく、
そのまま球場へ向かい、メジャーリーグのマウンドに立ったんです。
本人の証言では、ボールは発光し、大きくなったり小さくなったりして見えた。キャッチャーの姿も安定せず、打席には大統領が立っているように見えたとも語っています。
もはや、まともに野球ができる状態ではありません。
実際、制球は荒れ、
四球も死球も出していました。
にもかかわらず、
なぜか誰一人としてヒットを打てなかったらしいのです。
そして九回を投げ切り、
ノーヒットノーランを達成してしまった。
ただ、これはクスリを使えば
能力が上がるという話をしたいわけじゃありません。
むしろ重要なのは、薬物によって
彼の中に存在しなかった技術が
生まれたわけではないということです。
彼はもともと、世界最高峰の舞台で投げるプロでした。
何万回と繰り返した投球動作、
試合経験、打者との駆け引き、ボールを操る感覚。
それらがすでに、思考を通さなくても動くところまで身体に埋め込まれていた。だから意識が壊れていても、身体だけは投手として機能した。基本的に、人間が超絶技巧を発揮しているときは、このガンギマリ状態にかなり近いと思っています。もちろん、幻覚が見えるという意味ではありません。自分が何をしているのかを逐一考えず、時間感覚が薄れ、迷いや自己評価が消え、身体に入っているものが勝手に出力されているという意味です。
一流のアスリートも、演奏家も、職人も、トレーダーも、本当に調子がいいときは「自分がやった」という感覚が薄いと言います。考えて正解を選んだのではなく、気づいたときには最適な動きが終わっている。本人の意思より先に、蓄積された技術が反応している。
そしてガンギマリの中であっても、その蓄積がしっかり世界にでる基盤があることが、あなたが何かで抜きん出るための第一要素であるかもしれません。
たとえどんなに正気を失いそうになっても、
自分が磨いた技術だけは残っている。
自分の意識がなくても勝手にやってる。
まあそれってバーサーカーおじいちゃんにもなりかねないことなんですがw






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